子供の口呼吸はいつから治すべき?放置リスクと今できる対処法|歯列矯正専門医院の京都(四条烏丸)あおい矯正歯科

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子供の口呼吸はいつから治すべき?放置リスクと今できる対処法

2026.08.07

「気づくといつも口が開いている」
「寝ている時に口呼吸をしている」
そんなお子さまの様子に不安を感じていませんか?

結論からいうと、子どもの口呼吸はそのうち治ると放置せず、早めに原因を確認することが大切です。
口呼吸が続くと、虫歯や歯肉炎のリスクが高まるだけでなく、歯並び・顔立ち・睡眠の質・集中力にまで影響することがあります。
特に、

  • 1.気づくといつも口がポカンと開いている
  • 2.唇がカサカサに乾いている
  • 3.食事の時にクチャクチャと音を立てる
  • 4.いびきをかく、または寝苦しそうにしている
  • 5.朝起きると喉が痛いと言うことがある
  • 6.口臭が気になる
  • 7.風邪をひきやすい
  • 8.歯並びが乱れている(特に出っ歯)
  • 9.滑舌があまり良くない
  • 10.集中力がなく、落ち着きがないように見える

といったサインがある場合は注意が必要です。

一方で、子どもの口呼吸は、鼻づまりや舌の位置、口周りの筋力不足など原因を見極めて適切に対処することで改善できるケースも少なくありません。
この記事では、子どもの口呼吸はいつから治すべきなのか、放置するリスク、歯並びへの影響、歯科医院での治療についてわかりやすく解説します。

もしかして口呼吸?子供に当てはまる10のサインをチェック

こどもの口呼吸は、意識しないと見過ごされがちです。
以下に挙げる特徴は、口呼吸が習慣になっている子どもによく見られるサインです。
複数当てはまる場合は、注意が必要かもしれません。

  • 1.気づくといつも口がポカンと開いている
  • 2.唇がカサカサに乾いている
  • 3.食事の時にクチャクチャと音を立てる
  • 4.いびきをかく、または寝苦しそうにしている
  • 5.朝起きると喉が痛いと言うことがある
  • 6.口臭が気になる
  • 7.風邪をひきやすい
  • 8.歯並びが乱れている(特に出っ歯)
  • 9.滑舌があまり良くない
  • 10.集中力がなく、落ち着きがないように見える

 

子供の口呼吸を放置する5つのデメリット

子どもの口呼吸は、単に口が開いているという見た目の問題だけではありません。
放置することで、身体のさまざまな部分に悪影響が及ぶ可能性があります。
口呼吸が習慣化すると、歯並びや健康、さらには集中力といった子どもの健やかな成長を妨げる一因につながることがあります。
ここでは、口呼吸がもたらす主な5つのデメリットを解説します。

 

デメリット:歯並びが悪くなり顔の印象が変わる

口呼吸が続くと、舌が正しい位置(上顎)に収まらず、常に低い位置に落ち込みます。
これにより、上顎の成長が不十分になり、歯が生えるスペースが不足して歯並びが乱れる原因となる可能性があります。
具体的には、前歯が前方に突出する「出っ歯(上顎前突)」や、上下の歯がうまく噛み合わない「開咬(かいこう)」などを引き起こす可能性があります。

また、口周りの筋肉が緩むことで、面長でぼんやりとした印象の「アデノイド顔貌」と呼ばれる特有の顔つきに変わってしまう可能性も指摘されています。

 

デメリット:虫歯や歯周病、口臭の原因になる

口で呼吸をすると、口の中が常に乾燥した状態になります。
唾液には、口の中の汚れを洗い流す自浄作用や、細菌の繁殖を抑える殺菌作用、歯の再石灰化を促す重要な役割があります。

しかし、口呼吸によって唾液が乾くとこれらの機能が低下し、虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

その結果、虫歯や歯肉炎のリスクが高まるだけでなく、細菌が発するガスによって口臭も発生しやすくなります。

 

デメリット:風邪やウイルスに感染しやすくなる

本来、鼻呼吸には、吸い込んだ空気中のウイルスや細菌、ホコリなどを鼻毛や粘膜でブロックするフィルターの役割があります。
また、冷たく乾燥した空気を適切な温度と湿度に調整し、肺への負担を和らげる機能も備わっています。
しかし、口呼吸ではこれらの防御機能が働かないため、ウイルスや細菌が直接喉や気管に侵入しやすくなります。
その結果、免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

 

デメリット④:いびきや睡眠の質の低下につながる

睡眠時に口呼吸をすると、舌が喉の奥に落ち込む「舌根沈下」が起こりやすくなります。
これにより空気の通り道である気道が狭められ、いびきの原因となります。
いびきは身体が酸素不足の状態にあるサインでもあります。

症状が進行すると、睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こす可能性も否定できません。

質の高い睡眠が妨げられると、成長ホルモンの分泌に影響が出たり、日中の強い眠気や疲労感につながったりします。

 

デメリット⑤:集中力や学力の低下を招くことも

口呼吸による慢性的な酸素不足や、睡眠の質の低下は、脳の働きにも影響を及ぼします。
十分な酸素が脳に行き渡らないと、日中にぼーっとしたり、注意力が散漫になったりすることがあります。
その結果、授業の内容が頭に入らない、宿題に集中できないなど、学習意欲や学力の低下を招くケースも見られます。

 

子供が口呼吸になる主な原因

子どもが口呼吸になる背景には、さまざまな原因が考えられます。
ここでは、子どもが口呼吸に陥る原因について解説します。

 

鼻づまりを引き起こす病気(アレルギー性鼻炎など)

最も多い原因は、鼻で呼吸したくてもできない「鼻づまり」です。
アレルギー性鼻炎や、風邪をこじらせて起こる副鼻腔炎(蓄膿症)は、慢性的な鼻水や鼻詰まりを引き起こし、口呼吸を余儀なくさせます。

また、鼻の奥にあるリンパ組織であるアデノイドが肥大する「アデノイド肥大」や、扁桃腺が大きい場合も、空気の通り道を物理的に狭めてしまうため、鼻呼吸が困難になります。
これらの病気が原因で口呼吸が習慣化してしまうケースは非常に多いです。

 

改善しない場合は専門家へ|症状別の受診先の選び方

家庭でのトレーニングやセルフケアを続けても口呼吸が改善しない場合や、原因が病気にあると考えられる場合は、専門の医療機関を受診することが重要です。
適切な専門家による診断と治療を受けるために、症状に合わせた受診先を選びましょう。

 

鼻水やいびきが気になるなら「耳鼻咽喉科」へ

慢性的な鼻水や鼻づまり、アレルギーのような症状、大きないびき、睡眠中に呼吸が止まっている様子が見られる場合は、「耳鼻咽喉科(耳鼻科)」への受診が推奨されます。
耳鼻科では、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド肥大といった鼻や喉の病気の有無を正確に診断します。

治療法は原因によって異なり、投薬治療やネブライザー(吸入)治療のほか、場合によってはアデノイド切除などの手術が必要になることもあります。

 

歯並びや口の開きが気になるなら「小児歯科・矯正歯科」へ

歯並びの乱れ(出っ歯、受け口、歯のガタガタなど)や、鼻づまりがないのにいつも口がポカンと開いている場合は、「小児歯科」や「矯正歯科」が専門です。
これらの歯医者では、単に歯並びを整えるだけでなく、口呼吸と関連する可能性が指摘されている口周りの筋肉の弱さや舌の癖を改善するトレーニング(口腔筋機能療法:MFT)も行います。

また、顎の成長を正しい方向へ導くための装置を使った矯正治療も選択肢となります。

 

子供の口呼吸に関するよくある質問

子どもの口呼吸について、保護者から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。

 

成長すれば口呼吸は自然に治りますか?

口周りの筋肉の弱さや癖が原因の場合、成長しても自然に治る可能性は低いです。
一度口呼吸が習慣化すると、鼻づまりなどの原因が解消されても癖として残ることが多く、意識的なトレーニングなしでの改善は困難です。
放置せず、原因に合った対策で正しい鼻呼吸の習慣を身につける必要があります。

 

まとめ

子どもの口呼吸は、歯並びや顔つき、虫歯、風邪のひきやすさ、さらには集中力に至るまで、心身の健やかな成長に多岐にわたる影響を及ぼす可能性があります。
その原因は、アレルギー性鼻炎などの鼻の疾患から、アデノイド肥大や口蓋扁桃肥大など様々です。

耳鼻咽喉科や矯正歯科といった専門家へ早めに相談することが解決への近道です。
正しい鼻呼吸の習慣を身につけさせることが、子どもの将来の健康を守ります。

記事監修 あおい矯正歯科院長 本田 領

   あおい矯正歯科院長 本田 領

略歴

  • 平成11年 大阪歯科大学卒業
  • 同年 同大学大学院(歯科矯正学)
  • 平成15年 同大学大学院卒業
  • 同年 同大学 非常勤講師
  • 平成16年 同大学 常勤助手
  • 平成19年 同大学 常勤助教
  • 平成20年 山脇矯正歯科 副院長
  • 平成24年 あおい矯正歯科 医院長
  • 平成26年 あおい矯正歯科 理事長(医院長兼務)

所属学会・資格

  • 博士(歯学)日本矯正歯科学会認定医・指導医
●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
  • ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • ・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年(通院回数:18回~36回程度)を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年(通院回数:12回~24回程度)、永久歯がすべて生えそろった後に行なう第2期治療で1~2年半(通院回数:12回~18回程度)を要することがあります。
  • ・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • ・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • ・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • ・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • ・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • ・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • ・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • ・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • ・矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • ・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • ・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • ・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • ・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • ・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  • ・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  • ・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
●マウスピース型装置「インビザライン」による治療のリスク・副作用
  • ・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • ・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • ・症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
  • ・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • ・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • ・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • ・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  • ・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • ・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • ・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • ・インビザラインは薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
●薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

○未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○入手経路等

インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。

○国内の承認医療機器等の有無

国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年8月29日最終確認)。

○諸外国における安全性等にかかわる情報

現在世界100カ国以上で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けられています(2020年10月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

●口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」のリスク・副作用
  • ・薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器であり、マウスピース型装置(インビザライン)による治療を行なう工程で使用する機器となります。
  • ・iTero(3D口腔内スキャナー)を使用して行なうマウスピース型装置(インビザライン)による治療は、自費診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
  • ・印象剤を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。